蒸し蒸しする日本の夏
〜優れた空調の話〜
〜優れた空調の話〜
夏に家の中が暑いのは、何も「断熱性能が悪い」だけではありません
梅雨の時期から始まる「高い湿度」が日本の蒸し暑さの原因です
一般的な家は、「断熱性能が悪く」簡単な「空調設備」しか備えていませんから、暑いのも無理からぬところです
私たちが造るヨーロッパ並みの「高気密高断熱住宅」は
「高い断熱性能」に加え「優れた空調設備」が必要になります
逆に「空調設備」に優れた機能を持たせなければ、快適な家造りは成り立ちません
高い断熱性能には、高い気密性能が必須です(せっかくの快適な空気がダダ漏れでは意味ありませんものね)
また、高い気密性能の家は、空気の入れ替えを適切に行う必要があります
ところが、ここで単に空気の入れ替えだけを行うと折角の断熱効果が薄らいでしまいます
夏場であれば、外の「暑い空気」をわざわざ家の中に呼び込んでしまうからです
ですので、「家の中の空気」と「外の空気」を交換するときに、熱も交換できれば言う事なしです
そんなこと出来るの?
実際、ヨーロッパでは当たり前の機能なのです
そして、ここからが重要なのですが
なんと「湿気」も交換してくれるのです
つまり、「家の外の高い湿気を持った暑い空気」のうち
「湿気」と「温度」を、家の中のそれと「置き換え」て取り込んでくれる
そんな優秀なことを行なってくれる「空調設備」を使えば良いのです
この「空調設備」よく考えて作られているなあって、思わず感心してしまいます
ちなみに、寒い冬も考え方は同じです
今度は「家の外の寒くてカラッカラの空気」を家の中の「暖かくて潤った空気」と「置き換え」てくれます
実に優秀!